この液肥は、水溶性ケイ酸、水溶性カリを含んだ液体肥料です。
流し込み施肥により省力的にケイ酸、カリの施肥ができます。
ケイ酸、カリともに水溶性ですので、要求量が高まる時期(幼穂形成期〜出穂期頃)に素早く効率的に吸収させることができます。
ケイ酸、カリの効果により、稲の茎葉が丈夫になり、耐倒伏性、耐病性の向上が期待できます。
体内ケイ酸含量が高まることで光合成量の増加、受光態勢の改善につながることで、不稔、障害米の発生軽減、品質向上に期待できます。
圃場に予め水を1〜2cm入れておき、その後液肥の注出口に付属のコックを取り付け原液を水口から流し、幼穂形成期一週間後頃、灌漑水と一緒に20kg/60a〜30aの割合にて流し込んでください。
3.3kg〜6.6kg/10a (1缶/60a〜30a)を目安に施用してください。
大区画圃場などで水口が複数ある水田では、各水口の液体けい酸加里肥料の投入量、流入水量とも同じになるようにしてください。
不安定な場所に設置すると、圃場内に箱が落下してしまう可能性がありますので出来る限り安定した場所に設置するようにしてください。
少しづつ施肥した方が均一に広がりやすくなります。3〜7kg/10aを10〜20分程度かけて施肥を行ってください。
※付属のコックを全開にして流すのではなく、細い糸状で流れるようなイメージでコックの開度を調整してください。(コックの角度50度位を目安にしてください)
■使用上の注意
強アルカリ資材ですので、取り扱う際には必ずゴム手袋・防護メガネ等を着用し、皮膚にかかった場合には、速やかに多量の水で洗い流してください。万一、目に入った場合には直ちに水道水で洗浄するとともに、医師の診察を受けてください。
他の農薬や肥料等との混用はしないでください。他の資材と混ざると結晶を生じる 恐れがあります。また潅水施肥では、潅水チューブや液肥混入器内で他の資材と混る事を避ける為、潅水施肥後には、管内に残った肥料等を水で洗い流してください。
高温時の葉面散布は薬害が生じる恐れがありますので、使用は控えてください。
ナス科作物の果実に付着した場合薬害が生じる恐れがありますので、ナス科作物への葉面散布の使用は控えてください。
高濃度での潅水施肥・葉面散布は、障害・薬害を生じる恐れがありますので、高濃度での使用は控えてください。