日高の春は 牧草施肥の春です 北海道肥料株式会社

現場通信
INFORMATION

日高の春は 牧草施肥の春です

投稿:白身ちゃん / 担当地区:東胆振・日高管内 / 2025.2月作成

北海道肥料ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
東胆振・日高管内を担当しております、白身ちゃんです。

雪解けが進み、例年よりも早い春の気配を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
美味しいイベントが続いた冬の間に着々と身に着けた“蓄え”を“燃焼”に回す時期が近づいてきたなあと感じております。

寒さのピークが過ぎ早くも春到来かと言われておりますが、わたくしの担当する日高エリアは道内でも特に雪が少ないことで有名です。また、その温暖かつ降雨の少ないという気候的な特徴から、豊かな牧草が育つということで、古くから馬産地として知られています。
写真は新冠町サラブレッド銀座公園からの眺めです。雪はほとんどなく牧草地が丸見えです。道内の牧草は、耐寒性の強いチモシーやオーチャードグラスがメインの品種となっており、最も栄養価の高い牧草が採れる6月収穫に向けて、3月下旬ごろから早春施肥の準備が続々と始まっていきます。

新冠町サラブレッド銀座公園 2025年2月

豊かな牧草は豊かな土壌から、ということで、強い馬を育む栄養価の高い牧草を採るには、十分な施肥、特に窒素分の補給が重要です。当年の養分補給はもちろんですが、健全な牧草地を永く維持していくためにも、草地状態に応じた適正施肥の継続をお勧めいたします。また、施肥の効果を得るためには土壌pHの調整もひとつのカギとなってきます。pHが偏っている状態では、作物にとって土壌成分を吸収しづらい環境となり、チモシーが雑草に負けてしまうため、適宜石灰資材の施用もお勧めしております。

窒素を主体とした「DdNP73(17-3-0)」は硝酸化成抑制効果により窒素の肥効が長持ちするので、より安定的に窒素を供給し、牧草の健全な生育を助けます。また、雨にも流れにくく、傾斜地でもより均一な肥効を示し生育ムラを軽減します。兄弟銘柄の「飛馬57(15-7-0)」も同様におすすめです。両銘柄とも高窒素タイプなので、コスト面でも優秀です。

その他にも草地向け肥料を豊富に揃えておりますので、草地状態や土壌分析結果に応じて適切な肥料を提案させて頂きます。土壌分析のご依頼、お困りのことなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

肥料引き取り予約システム