投稿:白身ちゃん / 担当地区:東胆振・日高管内 / 2024.11月作成
北海道肥料ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
東胆振・日高管内を担当しております、白身ちゃんと申します。
今回は、道内でも作付けがじわじわと増えてきている最近人気の作物、さつまいもの話題です。
「カンショ(甘藷)」とも呼ばれるさつまいもですが、近年では家庭菜園だけでなく、高収益作物として、あるいは耕作放棄地の新たな活用法として、特に力を入れて栽培を広めている地域もあるほど注目されている作物です。わたくしの担当する東胆振管内でもカンショ栽培が普及しつつある中で、先日、今年作のさつまいもの食味会があり、参加させて頂きました。
管内の各生産者さんが栽培したさつまいもを焼き芋にし、5つの項目(色、甘さ、甘さのキレ、食感、繊維質の有無)について評価しあい、それを踏まえて栽培環境や管理方法について検討することで、生産物の品質を上げていこうという取り組みとのこと。管内9軒の生産者さんより、品種「べにはるか」をメインに提供頂き、素人ながらに評価させて頂きました。甘さや食感の微妙な違いを感じつつも、施肥を含め管内での栽培技術が徐々に確立されつつある中では、正直なところ評価の差が付け難く、どのイモも美味しいなぁなんて思いながらお腹いっぱいさつまいもを頂きました。それだけ、生産者の方々の栽培技術が上がっているということですね。
カンショの施肥に関しては、つるぼけ防止のためにチッソ過多を防ぐことと、生育後期のカリ補給によるイモ肥大促進がポイントになり、現状では馬鈴薯用肥料を基肥で施用されることが多いです。カンショ向け弊社オススメ肥料としては、生育後半の代謝を促すために、プラスアルファとして苦土微量要素入り液肥「クラウンマグ」の施用をオススメしております。また、道内の栽培トレンドに対応するべく、新肥料立ち上げに向けた活動も進めております。
近いうちに新たなご提案ができるかと思いますので、今後とも北海道肥料の活動にご期待ください!