ダイズの生育 北海道肥料株式会社

現場通信
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ダイズの生育

投稿:サンモリッツ / 担当地区:西胆振・函館管内 / 2022.11月

皆さん、こんにちは。西胆振・函館管内を担当していますサンモリッツです!
北海道のダイナミックな農業に毎日驚いています。

今回は、厚沢部地区のダイズ圃場の収穫期の調査に行きました。今作においては、8月上旬、中旬に災害級の大雨の被害を受け、ダイズの生育への影響が心配されました。
収穫期の状態として落葉も順調に進んでおり、心配された青立ち傾向となることもなく、莢肥大も良好であると思いました。(写真の右側の青い部分は小豆の圃場です。)
今作も、異常気象の栽培環境となりましたが、異常気象を乗り越えて収穫期を迎えることができ、生産者さんも大変であったと思います。

ダイズに対して、化成DdS083を使用し基肥を重視した栽培と、慣行の開花期に追肥を行う追肥体系での比較を行いましたが、基肥重視栽培を行った区では、茎が太く、下位節から充実した分枝が確保できており、着莢数が多く、莢肥大も良好である傾向が見られました。

左:基肥Dd区 右:追肥区

ダイズ栽培においては根粒菌の効果を考えた施肥体系で栽培を行っていることが多いですが、近年の異常気象の条件では、大雨の影響などで根粒菌の活性が下がることもあると思います。肥料を上手に効かせてダイズの生育をコントロールする考え方も、今後必要になってくると思いました。

安定した肥効を示すDdシリーズは極端な気象条件の中での栽培に役立つものと思いますので、是非おすすめします!圃場でひとやすみ中のサンモリッツでした。

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