投稿:土壌学校1年生 / 担当地区:東胆振・日高管内 / 2022.9月
皆さん、こんにちは。東胆振と日高管内を担当しております土壌学校一年生です。
第3回は、「土壌」の生成(土壌は何から、どのようにしてできるのか)について、第2回で紹介した“「土壌」とは、”の補足にもなるよう、進展させていきたいと思います。
土壌の生成(土壌は何からできるのか)と聞いて思い浮かべるのは、石や砂、もしくは植物やその堆積物が変化した物質といったものだと思います。これらは土壌における固体部分、土壌の固相となりうるものです。土壌は固相・液相・気相の三相で構成されますが、土壌の生成を考える上でまずは土壌の固相に焦点を当てることになります。
土壌の固相は有機物と無機物がそれぞれまたは組み合わさってできています。有機物は動植物や微生物由来の物質で、無機物は主に岩石に由来する物質です。したがって土壌は何からできるのか、そのもとを考えると、有機物である動植物残渣や微生物遺体と、無機物である岩石ということになります。
石や砂や粘土がもとは岩石であることは皆様も想像に難くないのではないでしょうか。では、土壌の生成における「岩石」について、次回(第4回)に続きたいと思います。
今回の写真はナタネの開花期の様子です。担当管内の安平町で栽培されており、開花期にはとても美しい景色として見ることができます。ここでは弊社の「Dd708」を使って頂いています。今年の生育も良く、誇らしく思いながら景色に浸りました。