投稿者:土壌学校一年生 / 担当地区:東胆振・日高 / 2022.4月
土壌のはなし① (全13回)
はじめまして、私は東胆振・日高地区を担当している27歳営業マンです。
私からは、「土壌」についてのためになる話を載せていきたいと思います。
それではさっそく、記念すべき第1回です。
「土壌」とは、なんでしょう?
“中国における周代の官制を記した書『周礼』の地官の注に「万物が自生するところ、すなわち土といい、土は芽を吐き出すさまである。人の耕して栽培するところ、すなわち壌という、壌はゆるやかにするかたちである」という記述がある“(※)ようです。
“ゆるやかにするかたち”という表現からは、長い年月をかけて変化していく様子が思い浮かびます。考えてみると、土壌の「壌」だけでなく、ご令嬢の「嬢」や醸造の「醸」など、「㐮」のつく漢字には、月日をかけて変化、育まれるものが多い気がします。
写真は昨年の、麦の出芽の様子です。まさに“土が芽を吐き出すさま”でしょうか。
そろそろ春の播種が始まりますね。
はやく雪解けがすすんでスムーズに作業を始められるよう、そして豊「穣」の年となることを願って、私も仕事に励みます。